ゲテヲが持ってきた漫画の感想文
ゲテヲ(@getewo_dwu)が持ってきた漫画の感想文。
読んだ順に並んでます。
プリンタニア・ニッポン
生体プリンターから出力されたモチみたいな謎生物のお話。
ほのぼのとペットを愛でる系のお話かと思いきや、コマの端々からディストピア臭が漂ってくる。ゆるふわディストピア漫画?
と言っても、内容はひたすら謎生物が可愛くちょっと笑える感じで、ディストピアにありがちな重い展開は皆無。こんなにストレス要素のないディストピア作品初めて見た。
すあまのぬいぐるみが欲しい。
ノラと雑草
虐待された家出少女と、家出少女に亡き娘を重ねた警察官のお話。
全4巻。完結済み。
ものすごくやるせない読後感。
みんな精一杯生きているだけなのが余計に悲しい。特に山田が娘を亡くした経緯とか、詩織の母親とか。あと、ところどころ出てくる野良猫と詩織の対比も心に来る。
2巻の帯の下の方に書いてある「この物語はフィクションです。ただし、この「痛み」は、この世界に実在します。」って文がものすごい好き。正直書店でこのキャッチ見ても手に取らないけど、読んだ後に見るとめちゃくちゃ刺さる。
この手の作品って胸糞悪い読後感になりがちだと思うんですけど、これはただただやるせない。「じゃあどうすればよかったんだよ…」って気持ちになる。
Sketchy
スケボーに挑戦する女子達の群像劇。
not for me
装丁がめちゃくちゃおしゃれ。ディスプレイラックに飾りたい感じ。こんな装丁見せられたら紙で買うわ。
煙と蜜
年齢差18な許嫁の二人の触れ合いを描いたお話。
1巻は大人の男の人に憧れる姫子の姿が中心で、たしかに可愛いけどこればっかり続くと退屈だなあと思ってたんですけど、2巻に入って文治の人柄が描かれはじめるとめちゃくちゃ良くなる。
姫子の漫画から、「二人が距離を縮めていく漫画」にクラスアップした感じ。
坊主頭だと強面になるからと髪を伸ばしているところとか、部下達に観光地を聞いて回るところとか、2巻ラストの部下への話とか、とにかく彼の人柄がかっこいい。
あと基本的に文治は姫子のことを親戚の女の子って感じで扱っているんですけど、匂いのくだりでちょっと動揺するところとか、少しずつ許嫁として意識し始めているところも最高。でも2巻の髭の話なんかはまだ子供扱いなので、これからちょっとずつ距離感が変わっていくのが楽しみ。
文治が軍服を着るシーンに何ページも割いてて、しかもやたらとカッコいいの、作者の趣味を感じる。
あとやっぱりハルタらしく装丁がいい。紙で買いたいやつ。
ショートショートショートさん
残念美人?というか喪女?な主人公の短編集。
Twitterで人生に悶えてるオタクに美少女のガワを被せるとこうなりそう。
小さなコマとか表情の使い方で落とすのが上手くて、テンポよく笑えた。
これも装丁がおしゃれ。
スキップとローファー
田舎から出てきた天然な女の子の友人関係だったり恋模様だったりのお話。
距離感とか感情の機微を描くのがすごい上手。それでいて少女漫画のコテコテな感じだったりとか重い展開は皆無で、ゆるふわな感じ。
みつみのちょっと抜けてて素直な人柄がすごい良い。あと江頭さんすごく良い子。個人的に一番好感持てるかも。
持ってきてくれたのが3巻までだったので、とりあえず4巻も買った。
毎月アフタヌーンで読むものが増えて嬉しい。
自転車屋さんの高橋くん
色々抱え込んじゃうタイプのアラサー女子が自転車屋を営むヤンキーくんと付き合うお話。
not for me
夢中さ、きみに。/ 女の園の星
真顔な男のシュール系ギャグ漫画。
やたらと画力が高い。この画力で描く漫画ではない。
終始爆笑してた。特にエターナルカオルの話とあだ名の話好き。
宙に参る
夫の遺骨と共に地球へ旅立つ女性の話。
not for me
クレッシェンドで進め
受験を控えた高3の合唱コンクールのお話。
not for me
好きな順
Tier1 煙と蜜 ノラと雑草 スキップとローファー
Tier2 和山やま2本 プリンタニア・ニッポン
Tier3 ショートショートショートさん
おわり